日本政府は、ガソリンの価格上昇を抑えるために、石油元売り会社に対して1リットルあたり上限25円を支払う補助金事業を、3月末までであったものを4月以降の新年度も継続すると発表しました。
ロシアによるウクライナ侵攻によりエネルギー価格の上昇が止まっていないことから、小売価格が急騰することを防ぐための処置と考えられます。
ガソリン補助金とは?
このガソリン補助金は、今年1月27日からガソリン、灯油、軽油、重油を対象に、石油元売り各社に出されているもので、ガソリンの店頭価格(全国平均)を1リットル=170円に維持するための取り組みになります。
当初の上限は5円であったものの、その後25円まで引き上げられました。なお、現在でも原油価格は高騰しているため、この措置が延長された形となります。
なお、政府は現在、ガソリン税を一部減税する「トリガー条項」の発動も検討していますが、こちらは議論に時間がかかると推測されます。