22年3月22日により、小規模事業者等が販路を開拓する際などにかかる費用の一部の補助を受けることができる「小規模事業者持続化補助金」の受付がスタートしました。
以前まであった「低感染リスク型ビジネス枠」が今回から「一般型」に一本化され、5つの特別枠が増設されました。
今回は、新しく増設された5つの特別枠についてご紹介します。
参照:小規模事業者持続化時補助金(外部リンク)
賃金引き上げ枠
販路開拓の取り組みに加え、事業場内の最低賃金が地域別最低賃金よる+30円以上である事業者が対象となります。すでに事業場内最低賃金が最低賃金よりも+30円を達成している場合、現在支給している事業内最低賃金より+30円以上とする必要があります。なお、赤字の事業者は補助率が3分の2から4分の3に引き上げられるほか、加点対象となります。
卒業枠
販路開拓の取り組みに加え、雇用を増やし小規模事業者の従業員数を超えて事業規模を拡大する小規模事業者が対象となります。
後継者支援枠
販路開拓の取り組みに加え、「アトヅキ甲子園」においてファイナリストに選ばれた小規模事業者
参照:アトツギ甲子園(外部リンク)
創業枠
産業協力強化法に基づく「特定操業支援等事業の支援」を受け、販路開拓に取り組む創業した小規模事業者
参照:中小企業庁「市区町村別の認定創業支援等事業計画の概要」(外部リンク)
インボイス枠
21年9月30日〜23年9月30日の属する課税期間で、免税事業者であった事業者が、新たにインボイス(適格請求書)発行事業者として登録し、販路開拓に取り組む小規模事業者が対象となります。なお、他の特別枠の補助上限が200万円なのに対し、インボイス枠は100万円となります。
参照:国税庁「特集インボイス制度」(外部リンク)