納税証明書とは?
納税証明書とは、納付すべき・または納付した税額、所得金額などを証明する書類のことです。自治体のサービスを利用したり、住宅ローンの審査などで提出が求められることがあります。課税主体に応じて「国税」「県税」「市税」の3種類に分かれ、それぞれ記載されている内容や発行依頼先が異なります。
納税証明書と課税証明書の違い
課税証明書と似た証明書として「課税証明」というものがあります。課税証明書が「課税された税額やその根拠となる金額」が証明されるのに対し、納税証明書は「その課税額に対する納税状況」が記載されます。自身に必要な証明書をしっかりと確認するようにしましょう。
納税証明書を発行するには?
納税証明書を発行する場合、基本的にその税目を管轄とする窓口に申請します。
管轄 | 税目 |
住所地を所轄する税務署 | 国税(所得税、法人税、相続税、贈与税、消費税など) |
県税事務所 | 県税(住民税<県民税>、事業税、自動車税、不動産所得税など) |
市区町村役場 | 市税(住民税<市民税>、固定資産税、都市計画税、軽自動車税など) |
なお、東京23区内では市町村税も都税として課税されているため、一律で都税事務所で取得します。
オンラインやコンビニで発行できる場合も
なお、近年では国税はオンラインでの交付請求も可能な場合があります。加えて、マイナンバーカードによってコンビニで交付できる自治体もあるため、必要な証明書を取得する方法を一度調べてみるといいでしょう。
納税証明書の記載内容
国税の納税証明書の種類と主な記載事項
国税は税額や証明内容によって、どの書類が必要がが変わってきます。国税の納税証明書が必要な場合には、その内容に応じた種類を選ぶ必要があるため、この提出を求められた場合、どの証明書なのかをしっかりと確認するようにしましょう。
種類 | 証明内容 |
その1 | 納付すべき税額、濃飛した税額及び未納税額の証明 |
その2 | 所得金額の証明 |
その3 | 未納税額がないことの証明 |
その3の2 | 所得税、復興特別所得税、消費税・地方消費税(個人用) |
その3の3 | 法人税、消費税、地方消費税(法人用) |
その4 | 証明期間に滞納処分を受けたことがないことの証明 |